美しいアズレージョを訪ねる旅

 2010年の年末年始の旅行は、ヨーロッパ最西端の国、ポルトガルを訪ねることにした。

 国土の面積は日本の4分の1ほどで、北海道を一回り大きくした程度の小国に、約1千万人の人々が生活する。かつて15世紀の大航海時代には、ヨーロッパのどこの国よりも早く世界に出かけて行き、東西間の貿易によって小国に巨万の富をもたらした。

 1543年にポルトガル人が種子島に漂流し、鉄砲を伝えたことは小学生でも知っており、昔から日本ともかかわりは深い国だ。

 しかし、やはりさいはての地という印象が強く、日本からツアーで訪れる観光客は少ない。完全失業率が15%を超えるなど国内の経済状況も厳しい。そんなポルトガルだが、かつての栄華を誇るかのように世界遺産は数多く存在し、今回の旅は、世界遺産と歴史を訪ねる旅となった。

 もちろん、行く先々でいただいたポルトガル料理もおいしかったし、とても親切で親しみやすいポルトガルの人たちとの触れあいも楽しい旅だったのである。

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