2009年の正月をトルコで迎える

 今年(2011年)3月、東日本大震災が発生した。

 未曾有の大災害となった被災地の復興の財源にあてるため、日本政府は、消費税の増税を検討している。
 同じような話がトルコにもあった。1999年のトルコ大地震の際、トルコ政府は、3%だった消費税を8%に引き上げて、5%を地震の復興のために使ったそうである。

 そんなトルコで、私たちは2009年の正月を過ごした。

 「飛んでイスタンブール」という大ヒット曲には、エキゾチックなムードを感じていたし、トプカプ宮殿やカッパドキアなどの世界遺産があり、私も、「なんとなく」行きたい国だとは思っていのだが、たびたび起こる国内での爆弾テロ事件は、この国を訪ねることに二の足を踏ませていた。

 そんなとき、原油価格の高騰を背景に「サーチャージ」などとして合法的にふんだくられる不当な追加料金の高さや、折からの世界金融危機の勃発で、海外旅行客が大幅な減少が伝えられていた。秋口から予約してきた他国を含めたいくつかのツアーも、のきなみ催行中止になっていき、そして、最後に残ったのが、「イスタンブールの5つ星デラックスホテルに2連泊~充実のトルコ8日」という日本を12月30日に出発するツアーだった。

 あらためて歴史を調べてみると、ヨーロッパとアジアの境にあるこの国は、古くから日本との友好関係にあったそうである。この国が、昔ロシアと敵対関係にあった頃、日露戦争で日本海軍がロシア艦隊に一泡吹かせたとき、トルコ国民は大喜びしたという。

 そんなことで、トルコ人は、今でも日本人にはとても友好的らしく、テロの心配も耳にしなくなったこともあり、トルコへの8日間の旅を決断したのだった。